新城から釜石へ「はるかのひまわり」を“お返し”

2019/09/26 00:01(公開)
設置されたヒマワリと作業に取り組んだ現地の子どもたちと紙谷さんら=岩手県釜石市で(紙谷さん提供)
設置されたヒマワリと作業に取り組んだ現地の子どもたちと紙谷さんら=岩手県釜石市で(紙谷さん提供)
 新城市立千郷中学校生徒有志が種まきした「はるかのひまわり」が、岩手県釜石市へと渡った。花をつけたヒマワリはラグビーワールドカップ会場となっているスタジアムを臨む場所に飾られた。
 ヒマワリは阪神淡路大震災で被災した兵庫県神戸市の少女の自宅跡地に咲いた「はるかのひまわり」がルーツ。岩手県にも渡り、東日本大震災で津波被害に遭った釜石市でも育てられ、復興を象徴するものとなっている。
 新城市内では2012年に被災地から種を受けてヒマワリを育てており、同中学校も釜石市内の中学校で咲いたものもある。
 今年は地元で生花店を営む紙谷充昭さん(34)が中心となって「ヒマワリの一部を咲かせて返そう」と考案。ラグビーW杯会場となる釜石鵜住居復興スタジアム近くに飾ることにした。
 千郷中学校で22日に生徒たちがトラック2台に計76鉢を積んで新城を出発した。
 紙谷さんたちが現地を訪れ、24日にはスタジアム近くにある釜石市内の釜石東中学校周辺など2カ所にプランターを設置した。
 設置には地元の小中学生たちも作業を手伝った。紙谷さんは「釜石での子どもたちは元気よく取り組んでくれた。完全な復興に向けて応援していきたい」と話した。
(安藤聡)
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