視覚障害者支える「ビギン」10周年の催し

2019/10/22 00:00(公開)
あいさつする服部代表㊧=あいトピアで
 今年、設立10周年を迎えた東三河視覚障害者自立支援協会「ビギン」(服部めぐみ代表)の「10周年記念イベント“ありがとう 感謝をこめて”」が20日、豊橋市総合福祉センター「あいトピア」で開かれた。ビギン会員21人と福祉関係者、一般市民ら計183人が出席、会の節目を祝った。
 「ビギン」は自立を目指す視覚障害者の“はじめの一歩”を支援するボランティア団体。中途の視覚障害者は家にこもりがちになることも少なくないため、少しでも社会とつながる気持ちを持ってもらおうと各種支援をするために2009年5月に立ち上げた。豊橋、豊川、蒲郡などで、PC講習や点字教室、盲導犬体験会、白杖講習、料理講習など多彩な取り組みを行ってきた。
 イベントでは、服部代表が「多くの皆様に支えていただき、結成から今年で10年になった。皆さんに感謝の気持ちをお伝えし、ビギンをより多くの人に知ってもらいたいと企画を考えた。最後までごゆっくりお楽しみ下さい」などとあいさつ、会が世話になった団体を感謝を込めて紹介した。
 発足の経緯やこれまでの活動、エピソードなどを紹介した後、豊川市を中心に歌の好きな視覚障害者と仲間で作るコーラス「ドレミの会」によるステージが行われた。続いて、田原出身で全国での演奏活動や学校での講演、陸上アスリート、ラジオパーソナリティなど幅広い活躍をみせる“全盲の歌うバイオリニスト”白井崇陽さんによる「トーク&ライブ」が開かれ、美しい音色とトークで参加者を楽しませた。
 「あっという間の10年。大勢の方々の力で周年が迎えられることを実感している。今後は活動に理解いただける眼科医とのつながりを持ちたい。見えなくても元気に活動できることを多くの人に知ってほしい」と服部代表。同会の鬼塚邦雄さんも「ビギンを知らない人に知ってもらい、少しでも視覚障害者の力になれたら」と話す。(田中博子)
参加者を演奏と話で楽しませた白井さん=同
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