豊橋「南部清掃隊」20周年式典

2019/11/29 00:00(公開)
活動への決意を述べる代表生徒ら=豊橋市南部中学校で
活動への決意を述べる代表生徒ら=豊橋市南部中学校で
 豊橋市立南部中学校は27日、同市柱八番町の柱第二公園内にあるなまず池で生徒らが行う清掃ボランティアが20周年を迎えたことを祝う記念式典を同校で開いた。生徒たちは「先輩たちの思いを受け継ぎ、なまず池を明るく、きれいで気持ちがいい公園だと、利用する子どもや地域の人たちに感じてもらえるよう活動していきたい」と決意を新たにした。
 1993(平成5)年、なまず池の埋め立て計画を考え直してもらおうと、地域住民が「なまず池を守る会」を発足、清掃活動を始めた。活動を知った生徒たちは「なまず池をトンボが飛び交うようなきれいな池にしたい」と2000年、「なまず池をきれいにし隊(通称・なま隊)」を結成。15年には、参加人数が増えたことから清掃場所を拡大、名称を「南部清掃隊」と変更した。現在も年3回の掃除を続け、今年6月には600人を超える生徒が汗を流した。
 式典で、宮崎正道校長は、生徒総会で議論するなど生徒主体で20年間毎年工夫して活動を発展させてきたことなどを挙げ「この活動を誇りに思う」とたたえた。住民の守る会を代表し、神藤明さんは「南部の皆さんと活動できることをこれからも楽しみにしている」と生徒たちに期待を寄せた。
 20年を振り返る動画も上映。このあと、1年の安井謙太郎さん(13)ら各学年の代表者が登壇し、「拾うごみを少なくすることも一人ひとりが意識し、地域へ発信していくことが大切」(2年・庄田祐良さん)「中学校を卒業してもこの地域に住む一員として、環境を守るために率先して取り組んでいきたい」(3年・加藤真士さん)などと環境美化への決意を述べた。
(飯塚雪)
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