豊橋でユネスコスクールフォーラム

2019/12/08 00:00(公開)
ESD実践報告する二川中学校の生徒たち=愛知大学豊橋キャンパスで
ESD実践報告する二川中学校の生徒たち=愛知大学豊橋キャンパスで
「第5回東三河ESD・ユネスコスクールフォーラム」(豊橋ユネスコ協会主催)が7日、豊橋市町畑町の愛知大学豊橋キャンパスで開かれ、同市内の小・中学校4校が実践するESD(持続可能な開発のための教育)の取り組みを報告した。
 フォーラムは「地域とともに創るESDの実践」をテーマに、細谷と高根両小学校と二川、高豊両中学校の生徒たちが登壇。
 二川中の生徒たちは1990(平成2)年から続く「二川宿本陣まつり」に参加し、ボランティアガイドや本陣茶屋の運営、わら草履づくりの実演、篠笛演奏などでまつりを盛り上げる。フォーラムでは、生徒会メンバーが住民から教わった「奴踊り」を披露し、「地域の人の存在の大きさを改めて感じた。ぼくたち中学生が伝統を受け継いでいきたい」と力を込めた。
 高豊中は、10年以上続くささゆりの里を守る取り組みと表浜海岸での清掃活動を紹介。1年の早川貫太さん(13)は「校区に自然があると実感でき、自分たちの手で守りたいという気持ちを沸き起こしてくれます」と意義を語った。
 この日は、ESDメッセージコンテスト入賞者表彰や、「天下の奇祭・鬼祭-伝統をつなぐ大切さ」と題した安久美神戸神明社の平石雅康宮司による講演、「私たちのまちの宝物」をテーマにした意見交換会などもあり、参加者は持続発展できる地域づくりについて考えた。
(飯塚雪)
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