県内初の「防犯ランナーズ」 豊川市が募集

2020/01/08 00:01(公開)
腰に巻いたままスマートフォンも操作できる専用ウエストポーチ
腰に巻いたままスマートフォンも操作できる専用ウエストポーチ
 豊川市が、防犯意識を持ちながら日々の健康づくりに励む「防犯ランナーズ」を募集している。18歳以上を対象に、LEDライトや反射材を装備した専用のウエストポーチを無償で支給。全国的にも珍しく県内の自治体では初の取り組みで、「マラソンの街・豊川」をPRする新たなツールとなりそうだ。
 対象は市内在住か、市内でランニングやウォーキング活動を行う18歳以上の男女。自主的に行う運動の際に専用ポーチを身に着けてもらうことで、個人単位でのパトロール活動を兼ねてもらう。
 ポーチには反射材や青色のLEDクリップライトが付き、夜間の活動時には不審者を警戒させるだけでなく、車や自転車に自身の存在を示して交通安全にも配慮。スマートフォンが入るスペースもあり、透明のシートの上から操作が可能なことで、緊急時にすぐに警察に通報できる。青色を基調にゆるキャラ「いなりん」もプリントされたデザインとなっている。
 全国的には埼玉県が「防犯サポーター」と銘打って、同様のポーチを支給して市民参加型の防犯啓発活動を展開している。愛知県内では初の取り組みで、シティマラソンなどの主催イベントや、豊川高校駅伝部が毎年のように全国大会に出場している豊川市としては、「マラソンの街」を宣伝する新たな活動となる。
 登録から1年以内に解除する場合はポーチを返納する必要がある。申し込み方法など、問い合わせは市民部人権交通防犯課(0533・89・2149)へ。
(由本裕貴)
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