豊川でプリオ公設民営化リニューアルオープン

2020/02/02 00:01(公開)
竹本市長㊥らによるリニューアルオープンを祝うテープカット=プリオで
 豊川市中心部にある複合商業施設プリオ(諏訪3)が1日、市による公設民営化としてリニューアルオープンした。開店時には約500人もの来店者が長蛇の列を作り、“豊川のランドマーク”の再起へ期待の大きさを伺わせた。

 東側入り口付近でのセレモニーでは、市消防音楽隊の演奏の後、竹本幸夫市長らがあいさつ。市民も参加してのテープカットが行われた。各テナントで先着の来店者向けプレゼントや抽選会などが企画されたこともあり、複数の入り口に多くの人が並んで待機。午前10時の開店と同時になだれ込んだ。
 昨年30周年を迎えたプリオは第3セクターの市開発ビルが運営を担ってきたが、バブル崩壊の地価下落や、ユニーが経営するキーテナントのアピタ撤退で負債が約27億円に上っていた。
 昨年、民事裁判による特定調停により、市がプリオビルを買い取る形で存続が決定。債権者である豊川信用金庫やユニーの理解もあり、1日の休業日を挟むことなく新体制に移行できた。プリオの新たな運営先となる本宮の社長を兼ねる竹本市長は「中心市街地の魅力ある施設として、より集客力のある場所にしていきたい」と意気込んだ。
 公共駐車場とも隣接するプリオは、地元の諏訪地区にとっても重要な存在だ。すわポン商店会の髙木謙太朗会長(42)は「一時はどうなるか不安だったけど、残ってくれて本当に良かった」。同商店会はこれまでも市開発ビルと協力し、イベントや地域通貨などに取り組んでおり「これを機にいろんな企画を考えて、もっと盛り上げていきたい」と話した。
 市は今後、外壁の修繕といった老朽化した建物や設備の改修も進めていく。
(由本裕貴)
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