認知症への理解深めて 豊川で地域福祉活動セミナー

2020/02/06 00:00(公開)
認知症の当事者が参加したセミナー(豊川市社会福祉協議会提供)
認知症の当事者が参加したセミナー(豊川市社会福祉協議会提供)
 豊川市社会福祉協議会(伊藤憲男会長)は、市文化会館で地域福祉活動推進セミナーを開いた。「認知症の人にやさしい地域づくり」をテーマに、認知症の当事者や各機関の代表者が講師を務め、福祉に携わる約280人が支援などについて考えた。
 赤い羽根共同募金を財源に開催され、「うれしいな ちいきの人の 思いやり」を合言葉に地域の市民に福祉への関心を持ってもらう機会として毎年開いている。
 今年度は認知症になっても安心できる街にすることを目的に企画され、最初に市社会福祉協議会北部高齢者相談センター代田出張所の竹内生代さんが市内における認知症施策を紹介した。
 講演では「当事者が変える地域~認知症になっても自分らしく笑顔で暮らす~」をテーマに、認知症当事者である静岡県認知症ピアサポーターで50代後半で認知症となった三浦繁雄さんと、若年性アルツハイマー型認知症と診断された近藤葉子さんが、名古屋市認知症相談支援センターの鬼頭史樹さんとの対談形式の講演に臨んだ。
 三浦さんと近藤さんは約80分間にわたり、認知症にまつわる過去の体験談や現状、それぞれの地域で活動している様子を写真を交えて紹介した。
 明るく前向きな日常を紹介する2人の姿に、来場者からは「認知症になっても仕事を続け、地域の中で自らの役割を見つけながら活躍する姿に感銘を受けた」などの声が寄せられた。
(由本裕貴)
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