豊川市陸上競技場 LED照明塔6基を設置

2020/03/19 00:00(公開)
LED照明塔が新設され、大幅に明るくなった陸上トラック=豊川市陸上競技場で
LED照明塔が新設され、大幅に明るくなった陸上トラック=豊川市陸上競技場で
 豊川市が市陸上競技場(諏訪1)の夜間照明設備をリニューアルした。新たにLED照明塔が6基設置され、大幅に明るくなった。新年度の4月1日から供用開始となる。猛暑対策の一環で、夏場の利用が見込まれる。
 約500㍗の電力で光を放つLED照明塔が新設されたのは、南北にそれぞれ2基ずつ、東西に1本ずつ。総事業費約6700万円で整備された。17日夜に試験点灯が行われ、南側観客席にある既存の水銀灯4基に加えてすべての照明に灯が入ると、競技場全体が明るく照らされた。
 これまでは夜間は水銀灯のみの明かりで、北側は光が届かず暗い部分が多く、利用者から改善を望む声が上がっていた。照明塔は陸上トラック向けで、4月1日から午後6時から9時まで稼働する。団体や大会向けの専用利用には全照明を、個人利用には半分の照明が灯される。
 約2万4000平方㍍の敷地に400㍍トラックが8レーン、115㍍直走路が9レーンある同競技場は年間約8万人が利用。東三河では豊橋市陸上競技場と並んで日本陸上競技連盟第3種公認全天候型競技場に認定されている。
 パラリンピック東京大会出場を目指す蒔田沙弥香さんや豊川工業高校陸上競技部なども練習で使っているほか、高齢者を中心に市民が健康促進で利用する機会も多い。市スポーツ課の専門員・岩田健一さんは「特に夏は日が沈んで気温が下がった後の夜間利用が見込まれる」と見据える。
 週1、2回ほどのペースで練習に訪れている中学校教員の大宮康平さん(27)は「暗いと足元が不安だったけど、明るいと思い切って走れます」。運動部の顧問もしており「生徒たちも連れてきたい」と話していた。
(由本裕貴)
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