解消されないマスク不足

2020/03/20 00:00(公開)
商品棚が空っぽになったマスクなどの販売コーナー=豊橋市内のドラッグストアで(18日撮影)
商品棚が空っぽになったマスクなどの販売コーナー=豊橋市内のドラッグストアで(18日撮影)
 ドラッグストアやコンビニエンスストアのマスク不足が一向に解消されない。いら立った客によるカスタマーハラスメントも相次いで報告されている。東三河の各店で様子を聞いてみた。
 スギ薬局の店舗によると、今のところ毎日入荷しているが、数が非常に少ない。多い日でも数十枚入りの箱が30個程度、少ない日は数個という。このマスクを求めて毎朝のように行列ができており、早朝から並ぶ人もいる。
 Vドラッグやウエルシア薬局は、閉店中に入荷した場合は開店段階で店頭に並べているが、入荷する日が非常に少ない。ドラッグスギヤマは、開店中でも入荷したら棚に並べているが、いつ届くかは分からないうえ、入荷そのものが非常に少ないという。
 コンビニ店はどうか。あるオーナーによると、わずかながら入荷はある。ただ、自分で買い取って店頭のスタッフ用に回しているため、客が買えるのはさらに少なくなる。オーナーは、「店員がマスクを着けていないと、客から怒られることもある。だから入荷分は、まずはスタッフ用として確保し、残りを売っている。心苦しいが」と胸のうちを明かした。
 政府は既にマスクの転売を高額転売を禁止している。メーカーにも増産を働きかけているが、市民の手に届くのはまだ時間がかかるようだ。
(竹下貴信)
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