田原市出身の盲目のバイオリニスト白井崇陽さんによる「白井崇陽アコースティックコンサート~ふるさとシリーズvol2」が23日、同市の田原文化会館文化ホールであった。
3歳の頃に失明し、親の勧めでバイオリンを始める。1995年と97年に全日本盲学生音楽コンクール(現ヘレンケラー記念音楽コンクール)で連続1位入賞するなど子どもの頃から優れた成績を残し、現在は全国各地での公演だけでなくアニメやゲーム音楽のレコーディング、ラジオパーソナリティー、囲碁など、幅広く活躍している。
1月に豊橋市であったvol1の続きとして開催。ファンを中心に約270人が会場を訪れた。約15年間一緒にコンサートを開く静岡県出身のピアニスト金澤亜希子さんとステージに立ち、エルガーの名曲「愛の挨拶」を冒頭に演奏した。
子どもの頃は田原の野山を駆け巡っていたという白井さん。「田原の風景を思い起こさせる曲」としてスメタナの「モルダウ」を弾いたほか、白井さん作曲の「ユウキノウタ」やオリジナル曲「タクラマカン」などトークを絡めながら計12曲を弾き、1曲ごとに大きな拍手を受けた。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。