県休業要請後初の週末

2020/04/19 00:01(公開)
豊橋駅東口駅前広場。行き交う人はほとんどいなかった(18日午前)
豊橋駅東口駅前広場。行き交う人はほとんどいなかった(18日午前)
 新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、県がバーやスナックなどの飲食店、カラオケ店などに休業自粛を要請して最初の週末となった18日、東三河地方は昼まで冷たい雨が降った。国の特定警戒都道府県にも指定された県下は、不要不急の外出がさらに強く求められている。人々もそれを意識してか、いつもなら人が行き交う場所もひっそりとしていた。
 午前の豊橋駅前。列車を降りる人もまばらだ。東西自由連絡通路も、シャッターが下りているところが目立ち、歩いている人はほとんどいない。東口駅前広場もわずかな人が通っていくだけだ。デッキから見える市電の車内もガラガラだった。
 休業要請は、ネットカフェや漫画喫茶、カラオケボックス、パチンコ屋、映画館などが含まれる。駅前通りで開いているのは、要請対象外のコンビニや不動産仲介業者などごくわずかだった。
 酒を出す店は、休業要請対象外でも、酒類の提供は午後7時まで、営業も午後8時まで、と求められている。濃厚接触による感染拡大を防ぐためだ。
 駅周辺にある小さな飲み屋の扉には、それぞれが工夫した張り紙が出ていた。休業を決めた店、「一見さん」お断りの店、客に連絡先の記入を求める店-。開店準備中だった男性は「3月まではまだなんとかやってきたけれど、緊急事態宣言が出た後は厳しい。今でもひどいが、これからどうなっていくんでしょう」と話しかけてきた。
 終息はまだ見えない。一日も早く、あのにぎわいが戻ることを皆、願っている。
(取材班)
来店客に連絡先の提供を求める
来店客に連絡先の提供を求める
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