100周年の国府高校が新たな正門へ

2020/05/03 00:00(公開)
新たな正門の整備工事が始まった国府高校=豊川市国府町で
新たな正門の整備工事が始まった国府高校=豊川市国府町で
整備工事進み8月完成予定

 今年度創立100周年を迎えた豊川市の県立国府高校(伊與田万知校長)の同窓会や学校、PTAでつくる記念事業実行委員会が、メイン事業と位置付ける新しい正門などの整備工事をスタートさせている。
 創立80周年時に構想として上がっていた中庭の整備計画も引き継ぎ、「記憶に残る風景の創造から新たな記憶の創出」がテーマだ。
 4月中に旧正門が取り壊され、付近の樹木や植栽も伐採した。新正門は生徒たちが登下校で利用しやすい位置と幅にする計画で、8月末の完成を見込んでいる。旧正門の校名の銘板もはがし、新正門に設置する。
 正門から入り、同校のシンボルである体育館前の「ひょうたん池」に至るまでの中庭の舗装工事も合わせて進められている。池の形をモチーフにしたセンターサークルも整備する。
 事業費として、昨年度1年間で4700万円を目標に寄付を募っていたが、3月上旬で2280万円も不足している。募集期間を8月31日まで延長し、協力を呼び掛けている。
 実行委は他に、100年の学校の歴史をまとめた記念誌の制作や講演会、記念式典なども計画している。
(由本裕貴)
新しい正門の完成イメージ
新しい正門の完成イメージ
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