感染経路不明の特定急ぐ

2020/05/05 00:00(公開)
新型コロナウイルス感染者数と経路不明者数
新型コロナウイルス感染者数と経路不明者数
 県は1日までの新型コロナウイルス患者などについての統計をまとめた。「孤発」と呼ばれ、感染爆発のきっかけとなる感染経路が不明な患者は25・8%に上っており、引き続き特定を急ぐ。
 県によると、同日現在の感染者数は延べ484人で、県内では8個のクラスター(集団感染)が確認されている。もっとも多い集団は73人の陽性患者が出て、18人が死亡した。54人は退院している。次いで39人(死亡2人、退院37人)、37人(死亡0人、退院27人)の順。スポーツクラブや県武道場、病院、福祉施設での集団感染が知られている。県内の死者は同日現在で33人だったが、集団感染による死者が26人を占めている。入院中は145人だった。
 遺伝子検査数(1月30日から4月30日)は延べ1万1022。この中から484人の陽性患者が検出された。4月6日から12日の1週間は102人の陽性患者が出た。
 また、感染者数と感染経路不明者数の推移は、4月11日から17日の1週間は、陽性患者66人に対して43・9%にあたる29人が感染経路不明となっていた。2月8日から5月1日までの合計では25・8%となっている。不要不急の外出や移動自粛要請の効果がどこまで出ているのかが注目される。
 一方、県感染症情報センターによる統計によると、4月30日までの年齢別陽性患者の内訳は50代が84人で最も多かった。2番めは20代の82人、3番めが40代の68人となっている。10歳未満は15人、10代は12人だった一方、70代が48人、80代が45人だった。
 男女別では男276人、女211人(非公表1人)で、男性がわずかながら多い。
 全体的には4月9日前後がピークだったとみられ、同月25日以降は1桁台が続いている。
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