関谷醸造「アマビエ」描いた高濃度アルコール

2020/05/13 00:00(公開)
医療機関向けの「77」(いずれも提供)
医療機関向けの「77」(いずれも提供)
 「蓬莱泉」などで全国的にも知られる関谷醸造(設楽町田口、関谷健代表取締役)は、新型コロナウイルス対策として、高濃度アルコール製品2種類を製造し、北設楽郡と豊田市稲武町の医療機関に寄贈する。自社の酒造りの技術を生かし、ウイルス終息に向けて協力することになった。18日に贈呈式がある。
 製品は、アルコール度数77度の「Spirits77°」と66度の「Spirits66°」。77は医療機関や高齢者施設専用、66は一般販売向けだ。77は飲めない。
 一般的な日本酒の度数は15~16度。焼酎で20~25度。世界最高の度数の酒はポーランドの「スピリタス」で96度とされている。ロシアのウオッカなどが、消毒液の代わりになると話題になったことがあった。
 許可の関係で、出荷は18日以降となるが、当面は77を製造する。医療機関などで不足する消毒用エタノールの代わりに、手指消毒液として使用してもらう。
 瓶のラベルは、病魔を退散させるという妖怪「アマビエ」がデザインされている。同社直営の日本酒バー「SAKE BAR 圓谷」(名古屋市西区那古野)のスタッフ、竹内ゆららさんが手掛けた。
 価格はいずれも500㍉㍑で77が1000円(特別価格)、66が1800円(税別)。
(山田一晶)
一般向けの「66」
一般向けの「66」
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 住まいLOVE不動産 さわらび会 蒲郡信用金庫 虹の森 光生会
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国