6日連続で県内感染者50人超

2020/07/27 00:03(公開)
 大村秀章知事は4連休最終日の26日、4日連続で記者会見し、県内の同日に判明した新規感染者が少なくとも80人に上ることを明らかにした。名古屋市は48人。県内で50人を超えるのは6日連続となる。週明け以降、医療機関を受診する人が増えるとみられ、感染者はさらに増加する可能性がある。
 25日現在では新たに78人の感染が確認され、県内の延べ感染者数は1019人となった。地域別では名古屋市35人、豊橋市1人、岡崎市3人、豊田市7人。名古屋市は現在、二つのクラスター(感染者集団)が確認されているが、豊田市の感染拡大も警戒が必要だ。
 78人の年代別内訳は、20代が42人で最も多い。次いで30代14人、10代9人と30代以下で61人(78・2%)を占めている。他に40代9人、50代7人、70代1人だった。
 25日現在の7日間平均の新規患者数は57・29人。同入院患者数は265・7人となっている。同陽性率は最後に更新された21日現在で8・6%。県は独自指標で、過去7日間平均の新規患者が20人、入院患者が250人、陽性率が10%を超えると「危険領域」としている。二つは上回っている。27日の県の対策会議で、どのような方針が出るのか注目される。
 1日以降25日までの感染者の累計は491人になった。当初「東京都内の劇場」などのクラスターに由来する感染が8割を占めていたが、現在は15・3%まで減った。感染経路不明が258人(52・5%)、県内が144人(29・3%)となっている。さらに、19~25日でみると、感染経路不明者数は397人(59・2%)となっており、割合の増加が顕著だ。
 症状別割合は「軽症または無症状」が491人中472人で96・1%。「重症・中等症」が3・9%となった。
 25日現在入院中なのは469人。「軽症または無症状」が451人、「中等症」16人、「重症」2人。確保している「500床」の数を26日に超えることが確実になった。県は28日以降、東浦町の「健康宿泊館」を軽症や無症状の患者が滞在する施設として再び稼働する。
 大村知事は「感染防止対策の徹底」「不要不急の行動自粛」「感染しない、感染させないを念頭に、自覚を持った適切な行動」「特に20代、30代の若い世代の行動に注意」「不要不急の東京等への移動自粛」を呼び掛けた。
【山田一晶】
28日から軽症や無症状の人の滞在施設として再稼働する東浦町の健康宿泊館(4月撮影)
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