夏休み親子福祉体験講座

2020/08/10 00:00(公開)
ウェブ会議ツールを活用した福祉体験講座=いずれも「さわらび会」で
ウェブ会議ツールを活用した福祉体験講座=いずれも「さわらび会」で
 豊橋市の社会福祉法人「さわらび会」(山本孝之理事長)は8日、「第17回夏休み親子福祉体験講座」をオンライン開催した。東三河の小中学生とその保護者が、ウェブ会議システム「ZOOM(ズーム)」を使って福祉について勉強した。
 さわらび会では毎夏、体験講座を開催している。小中学生が福祉村内の各施設を利用する高齢者や障害者との交流や体験を通して知識を深め、親子で福祉について考える機会を提供している。
 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現地での学習は控え、初めてオンラインで実施した。今回は、年長児から中学2年までの児童生徒28人と保護者18人の親子16組が参加した。
 同市野依町の福祉村内にある身体障害者支援施設「珠藻荘」、特別養護老人ホーム「第二さわらび荘」、軽費老人ホーム「若菜荘」、障害福祉サービス事業所「明日香」、障害者支援施設「あかね荘」、障害福祉サービス事業所「しろがね」、介護付有料老人ホーム「フェリス福祉村」の各施設が担当して順番に講義した。参加した親子は画面越しに、障害者や高齢者と一緒にクラフトや菓子作り、レクリエーションに挑戦したほか、正しい手の洗い方を学んだり、福祉車両の説明を受けたりした。
 子どもたちは熱心に学び、職員にチャットで質問を投げかけていた。
【田中博子】
身体障害者用福祉車両の説明もオンラインで
身体障害者用福祉車両の説明もオンラインで
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