豊橋で平和を誓い合うつどい

2020/08/16 00:01(公開)
黙とうをささげる参加者ら=豊橋市向山緑地公園で
黙とうをささげる参加者ら=豊橋市向山緑地公園で
 終戦の日の15日、豊橋市向山緑地公園で「平和を誓い合うつどい」(平和都市をめざそう豊橋市民展実行委員会主催)が開かれた。40人の参加者は黙とうをささげた後、同所に建つ「平和の塔」の存在意義を後世に伝えることを申し合わせた。
 1991年から続く。例年は緑地公園から豊川河畔の湊町公園まで平和行進をしてきたが、今年は新型コロナウイルス対策でつどいのみの開催となった。
 昨年まで委員長を務めた元高校教諭の安間慎さんは平和の塔について「終戦20年の1965年に建った。高さ17㍍あり戦争の犠牲になった人たちを追悼する塔です」と説明した。そして「平和の心を後世に伝えていくシンボルとして存在を薄れさせてはならない」と語った。
 終戦時に5歳だった夏目幸子さん(80)=向草間町=は「終戦の日は大人になってから覚えました。当時は豊橋市街地は空襲もあり、生きるために食べるものを探し、さまよい歩いたことが思い出されます」と振り返り「平和を思う気持ちを一人ひとりが持ち、それが広がっていくことが大事」と語った。
【安藤聡】
戦争体験を語る夏目さん
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平和の塔
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