豊橋商議所女性会がエール号乗車会

　豊橋市商工会議所女性会（宮澤佐知子会長）は10日、「『エール号』乗車会」を開き、会員20人が参加した。
　「エール号」は豊橋鉄道８０３型車両の外装に、ＮＨＫ連続テレビ小説「エール」にちなんだラッピングを施してある。この日は参加者たちが豊橋鉄道市内線の「駅前」から「赤岩口」までの約30分を貸し切りで楽しんだ。運転は、豊鉄の今泉隆優専任助役（62）が務めた。
　車内では、豊橋観光コンベンション協会の豊田達也事務局長が、朝ドラ「エール」が実現するまでの経過を説明した。
　豊田事務局長は、ドラマに関する情報を得るために、ヒロインのモデルとなった古関金子さんのめい、川崎容子さんを訪ねて東京に行った。川崎容子さんが時習館高校の校歌の作曲を手がけたことを知り驚いたといい、これを聞いた車内では歓声と拍手が沸き起こった。また車内では、古関裕而作曲の「高原列車」や「長崎の鐘」などが流れ、参加者たちは体を動かしたり口ずさんだりしていた。
　終点の赤岩口電停に到着し、今泉専任助役から豊鉄の話があった。参加者たちは「エール号」と記念写真を撮り、地元野菜を使った手作りの弁当を販売する「彩えんずキッチン」（木田きよゑ代表社員）が作った「金子さんの思ひ出団子」を土産にもらった。
【小島幸子】