古関夫妻ブロンズ像を長男の正裕さんへ贈る

2020/10/26 00:02(公開)
メダルを持つ中田さん(いずれも提供)
メダルを持つ中田さん(いずれも提供)
 豊橋市出身の日本画家で造形家の中田晋一さん(49)がNHK連続テレビ小説「エール」のモデルとなった古関裕而さんと妻金子さんの直径15㌢のブロンズメダルを作った。古関夫妻の長男正裕さんに贈られた。
 きっかけは、東三河ゆかりの人々でつくる「ほの国東三河応援倶楽部」の一員として東京にいた時に豊橋市役所職員が朝ドラ誘致のために活動していることを知ったこと。「何か役に立てれば」と思い、一緒になって署名活動に協力した。豊橋がドラマの舞台になったことから、お祝いとしてメダルの制作を計画した。
 裕而と金子が一緒に写っている写真がベース。10回以上も型を取った。写真で2人が着ている服のしわ、裕而や金子の髪などの細かい点も再現している。今年9月頃に完成した。制作期間は1年に及んだという。
 第1号は正裕さんに手渡したいと考え、正裕さんとメールでやり取りした。贈呈式はコロナ禍のためリモートになったが正裕さんから感謝されたという。
 中田さんは「こんな事態だが、渡すことができて良かった。コロナ禍を乗り越えてドラマが再開した。みんなが元気になってほしい」と願った。
 現在、豊橋市と福島市の双方に送るメダルも制作を予定しているといい「両者の架け橋になれば」と話した。   
【林大二朗】
古関夫妻のブロンズメダル
古関夫妻のブロンズメダル
中田さん添え書き
中田さん添え書き
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