桜丘高3年生が授業で選挙を考える

2020/10/27 00:00(公開)
グループで選挙について意見を出し合う生徒=桜丘高校で
グループで選挙について意見を出し合う生徒=桜丘高校で
有権者となる豊橋市長選を前に
 
 私立桜丘高校(南牛川)は26日、3年生に向けた主権者教育を始めた。「政治・経済」の授業で、政治参加の意義や近年の低投票率について、生徒同士で話し合った。
 公職選挙法が改正され、2016年6月から18歳以上に選挙権が与えられた。最初の投票機会を迎える3年生向けの授業で、個人の意見を反映させた合意形成を元にした社会づくりのあり方をを考える。
 2組は梅村岳史教諭(47)が「有権者になること」「近年の選挙で投票率が低いのはなぜ」「なぜ、投票に行かないといけないのか」の質問を投げかけ、グループで意見を出し合った。
 有権者となることについて「大人になる自覚を持ち、自分の考えを国に伝える」などの意見が出た。梅村教諭は「政治のプロセスに参加して決定に従うこと」と解説した。低投票率については「自分の1票が大きくない」「誰が当選しても同じ」「若者は税金を払っていないから当事者意識が低い」との声が上がり梅村教諭は「低投票率では、特定の支持者を持つ人が有利となり、一部の人々の利益を代表することになる」と説明した。
 このクラスは41人中、21人が市長選で投票できる。松尾珠羽さんは「政治に興味がなかったが投票に行こうと思う。立候補する人の政策を知りたい」と話した。豊川市から通う中村泰斗さんは「もし投票機会があるのならば行きたい。政治や世の中を批判する人が投票しているのか疑問」と述べた。
 同校は今後、3年生の「政治・経済」の授業で立候補予定者の主張する政策比較などをする。
【安藤聡】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 光生会 蒲郡信用金庫 さわらび会 虹の森 住まいLOVE不動産
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国