バスケットボールBリーグの「三遠ネオフェニックス」が来月の開幕戦を前に、最終調整を進めている。昨季は一歩届かなかったチャンピオンシップ(CS)優勝に向けて、パリ五輪の経験や今季の意気込みを佐々木隆成主将に聞いた。
―昨季はCSで西地区の広島ドラゴンフライズに敗れ、日本一になれませんでした。足りなかったことは。
◆CSは別物とよく聞きますが、僕自身もCSに出たことがないですし、経験がないのは大きかったと思います。今年は経験した選手が数多いるので、アドバンテージになると思います。
―オフにはパリ五輪代表にリザーブで選ばれました。その経験はいかがでしたか。
◆試合には出ていないですが、近くで見ていて、世界のトップレベルの選手たちがどのような姿勢や強度でバスケをやっているかが肌身で感じたのは大きいです。特に、フランス戦はものすごい試合で印象に残っています。
―収穫と課題はありましたか。
◆スピードの部分ではある程度渡り合えるのかなと感じました。課題は、いっぱいありますが、弱点を言うとばれるのであまり言いたくないですね(笑い)。
一つ挙げると「シュート力」です。特に、3ポイントシュートの確率は上げたいです。数字は気にしないですが、自分のシュートだと思ったら落ち着いて打っていきたいです。
―同チームの吉井裕鷹選手の存在は。
◆彼とは大学生のときに「大阪エヴェッサ」で同じチームで、よく知っている間柄。五輪でも一緒に行動していたし、プライベートの話もしていました。
―吉井選手が加入し、チームの変化は。
◆かなり大きいです。ディフェンス面では、外国人にも当たり負けしないで頑張ってくれるし、攻撃でもアグレッシブにシュートを狙える。何でもできるオールラウンダーなのがいつもすごいと思って見ています。
―来季に向けて一言。
◆目標はCS優勝です。中地区は激戦区になりましたが、まずは地区優勝し、CSをどう戦っていくかチーム一丸で戦っていきたいです。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。