豊橋技科大が優秀賞

2020/11/24 00:00(公開)
豊橋技科大が開発したアプリ(提供)
豊橋技科大が開発したアプリ(提供)
県がハッカソン結果発表

 大学生や大学院生がIT関連の新たな製品、サービスを開発する「県大学対抗ハッカソン“Hack Aichi 2020”」(県主催、県経営者協会、同協会会員企業協力・協賛)が1~15日、オンラインで開かれた。審査の結果、優秀賞(賞金10万円)に豊橋技術科学大と名城大が選ばれた。最優秀賞(賞金30万円)は関西学院大だった。
 ハッカソンは、ソフトウェアのエンジニアリングを指す「ハック」と、「マラソン」を組み合わせた造語。ITを活用して新たな製品やサービスの開発を競い合うイベントだ。
 今回のテーマは「『モノづくり×AI・IoT』で新型コロナウイルスの脅威を解決しよう!」。モノづくり王国の愛知からの新型コロナウイルスから身を守り、コロナ終息後に役立つ製品などの開発が要求された。
 具体的には「在宅勤務」「リモートワークで失われた対面コミュニケーションの復活」「自宅でもファッションを楽しめるように」「世界中の設備を県内から保守管理する」。
 参加は県内11大学の49人、県外3大学の12人でだった。
 豊橋技科大は「ファッション」を選び、AIを使ったファッションの「見える化」アプリケーションを開発した。おしゃれの季節感やトレンド感などを分析、評価できるほか、顔の特徴を抽出し、似ている顔の人の優れたコーディネートを提案したり、他のユーザーからコメントが得られたりするネットワーク機能も搭載したことが評価された。
 表彰式は26日。
(後藤康之)
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