豊川稲荷で大煤払い

2020/12/04 00:00(公開)
ササの葉で赤い大提灯のほこりを落とす従業員=豊川稲荷本殿で
ササの葉で赤い大提灯のほこりを落とす従業員=豊川稲荷本殿で
 豊川市の豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)で3日、年末年始の参拝客に備えた毎年恒例の「大煤(すす)払い」が行われた。
 朝8時から、修行僧や従業員らが専用の道具や掃除機を使い、本殿で大規模な清掃を始めた。エアコンプレッサーも使って高い場所にたまったほこりを落とし、本殿正面につるされている高さ3㍍80㌢、最大幅3㍍40㌢の赤い大提灯も、竹の先端に付いたササの葉で汚れが払われた。
 約300枚の畳を力強くたたいてほこりを落とし、内陣にまつられる銀色のキツネ像やロウソク立てなどの仏器も修行僧らが丁寧に磨きあげた。
 今月下旬からは、大鏡餅の準備が始まる予定で、新年の初詣客を迎える準備が進む。
【由本裕貴】
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