豊橋北RCが留学生支援

2020/12/12 00:00(公開)
ターワンさん㊧とクリスティンさん=豊橋市内で
ターワンさん㊧とクリスティンさん=豊橋市内で
 豊橋北ロータリークラブ(熊田嘉一郎会長)は、留学生支援に力を入れている。1学生に対し2年間にわたり、毎月10万円ずつ奨学金を贈る。現在は、ともに豊橋技術科学大学で学ぶラオスのワンター・ターワン・ルワンさん(28)とマレーシアのクリスティン・リー・リメイさん(25)の2人を支援している。
 サンクス基金と名付け、毎年1人を選ぶ。ターワンさんは4人目、クリスティンさんは5人目だ。
 ターワンさんは、ビッグデータについて学ぶ。データを活用し、ネット上のコメントなどが正しいのか、間違っているのかを判断するAIを研究する。将来はソフトウェアの開発者を目指している。
 ラオス語だけでなく、英語、日本語、タイ語、ベトナム語が話せる。日本語に興味があり、同じ意味でも、相手の立場で使う言葉が変わることが面白いと感じている。
 クリスティンさんは、バイオ関連を学んでおり、農薬が胎児の脳へ与える影響を研究する。特に自閉症と農薬の関連について力を入れているという。
 旅行が趣味で日本全国47都道府県のうち23都道府県を巡った。沖縄の美しい海岸や北海道で味わった海鮮が印象に残っているという。茶道など和の文化にも興味を持つ。
 2人はロータリークラブの活動にも参加し、530運動などに取り組む。熊田会長は「2人とも人柄が良く勉強熱心。素晴らしい人材です」と話す。
【竹下貴信】
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