豊川稲荷の初詣

2021/01/02 15:50(公開)
豊川稲荷の境内。人出は例年の3分の1だという
 例年、正月三が日だけで100万人の人出がある豊川市豊川町の「豊川稲荷(妙厳寺)」の初詣。新型コロナウイルスの影響でどうなっているかを2日午前、見に行った。
 商売繁盛を願う人が訪れる。豊橋駅から飯田線に乗り、豊川駅で降りた。飲食店が立ち並ぶ商店街が見えたが、人はまばら。話し声も聞こえなかった。
 稲荷に近づくと数十人の人影が見え始めた。門前の表参道は初詣客が来ていた。商売繁盛を願う熊手を買う人や、いなりずしを求めて並ぶ人の列が見えた。
 土産店の店員は「今年は例年の約3分の1程度」と話した。市などは「分散参拝」を呼びかけている。その影響だろうか。
 境内に入ると門に大きな垂れ幕があり「マスク着用お願いします」と書かれていた。コロナ対策として、境内の露店の出店を取りやめたり、奥の院周辺の霊狐塚を三が日は閉鎖したりするなど万全な対策をしている。また、初詣を控えた人向けに「You Tube」で本殿の映像を流し、オンライン参拝ができるようになっている。
 人ごみのない中、さい銭箱までスムーズに進めた。社務所では、お守りや御朱印を求める人が列を作っていた。職員もフェースシールドとマスクを着けて対応していた。
 奥の院に立ち寄ってみると、触ると縁起がいいとされる大黒天像が木の板で覆われていた。接触による感染リスクを避けるためらしい。コロナ禍の早期終息を願ってやまない。
【林大二朗】
表参道は活気があった
板で覆われた大黒天像
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