時短要請対象の飲食店を見回り 豊橋市と県

2021/01/28 00:01(公開)
喫茶店の女性店長に啓発チラシを渡す市職員=豊橋市内で
喫茶店の女性店長に啓発チラシを渡す市職員=豊橋市内で
 豊橋市は27日、県東三河総局と連携し、新型コロナウイルス対策で営業時間短縮要請をしている市内の全約2700の飲食店の見回りと啓発活動を始めた。前日、一日あたりの新規陽性者が過去最多になった。初日は約20人の職員が、豊橋駅周辺の約700店を訪れた。2月5日までに全店舗を回る。
 2人1組で巡回した。営業時間短縮の表示、感染対策実施中のステッカーが正しく掲示してあるかを確認したほか、啓発チラシを配った。
 豊橋駅前の喫茶店では市職員が女性店長に「感染対策に注意して営業してください」と依頼した。店長は「客が入れ替わるたびに席を消毒し、スタッフも休憩時間をずらして対応している」と説明した。そのうえで市に対し「クラスターが出ている店の名前を公表してほしい」と要望した。「どこの店から出たのかが分からないと、市民が心配して外出しなくなる。売り上げもさらに落ち込む」と懸念した。店では緊急事態宣言が出てから売り上げが4割減少しているという。
 また別の店では職員に対し「もっと対応を早くしてほしい」という要望があったという。
 店の経営も厳しく、駅周辺の酒を提供する店では、約3割が臨時休業しており、閉店した店も数件、確認した。
 市の担当者は「マスクをせずに大声で会話することが感染拡大につながっている。注意して飲食店を利用してほしい」と呼びかけた。
【竹下貴信】
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