豊橋の二川宿本陣資料館などで「ひなまつり」

2021/01/31 00:00(公開)
打ち上げ後の手筒を使った「手筒花びな」=二川宿本陣で
 豊橋市二川町の二川宿本陣資料館、さらに商家「駒屋」で30日、「二川宿のひなまつり」と題した展示会が始まった。二川宿本陣資料館では江戸末期から現代のひな飾りや天神様、つるし飾りなど計約3500点を展示した。
 企画展示室では、江戸後期に関西でよく飾られた屋根のない御殿飾り「源氏枠」を展示する。今年初公開。ほかに明治や大正の内裏びな、ひなまつりを描いた浮世絵などが並ぶ。関連として「青い目の人形」の展示もある。馬場家本陣には、手筒花火の筒で作ったひな人形を板の間に飾ったほか、豪華な御殿飾りや段飾り、地元愛好会による色鮮やかなつるし飾りや折り紙作品も楽しめる。3月14日まで。
 商家「駒屋」では、見る人に幸せを運ぶ「福よせ雛(びな)」を展示した。役目を終え供養を受けたひな人形をアレンジしている。3月28日まで。
 日常生活やイベントの再現など、趣向を凝らした展示で来場者を楽しませる。主屋では一大ブームとなった漫画「鬼滅の刃」をモチーフにした展示で子どもたちを喜ばせるほか、オリンピック関連の展示もある。離れ座敷では「豊橋祇園祭」「夜店」「豊橋まつり」「炎の祭典」などコロナ禍で楽しめなかった豊橋の催しを再現し、月ごとに並べた。
 一方、豊橋市視聴覚教育センターでは3月14日まで、二川宿本陣資料館とコラボ企画を開催。入り口に「ひなまつりコーナー」を設置したほか、初企画として「チケット半券サービス」も展開する。プラネタリウムか本陣資料館のどちらかの半券を提示すれば、もう片方の施設観覧料が割引される。
【田中博子】
「豊橋のまつり」を再現=商家「駒屋」で
本陣とコラボのひなまつりコーナー=視聴覚教育センターで
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