「サーラエナジー」は9月28日、スタートアップの「Olive」(名古屋市)の「感情の可視化技術」を活用し、豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で来園者の体験を調べる実証実験をした。
園内を回りながら好きな場所でスマートフォンを使い、専用サイトにアクセスする。カメラで使用者の顔の皮膚や輪郭から心拍や呼吸、表情などの変化を測り、感情を読み取る仕組み。
この日はあいにくの天気だったが、公園中央門前で開いた特設ブースには多くの人が立ち寄った。必要な操作はQRコードを読み取って計測開始のボタンを押し、自分の顔に内向きのインカメラを向けるだけという手軽なこともあり、238人が参加した。
実験終了後、自分の感情の変化と園内地図を合わせた感情マッピングを見て、どの動物を見ていた時が楽しかったのかを振り返る人もいた。
将来的に、快適な生活空間づくりに向けたサービス開発や、位置情報システムや人流データと組み合わせ、観光DXとしての情報発信や新しいアトラクションの提案など観光プロモーションに生かしていくことを目指すという。【岸侑輝】
写真:のんほいパーク中央門前で実験への協力を呼びかけるサーラエナジーのスタッフ(提供)
予備写真:感情の変化と園内地図を合わせた感情マッピング
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。