田原泉中で閉校記念イベント

2021/03/14 00:03(公開)
クロージングイベントで出現した横断幕と、クラッカーを打ち鳴らす同窓生=田原市立泉中で
クロージングイベントで出現した横断幕と、クラッカーを打ち鳴らす同窓生=田原市立泉中で
 今年度で閉校する田原市立泉中学校で13日、記念イベントがあった。多くの同窓生が訪れ、手作りの式典によって74年の歴史に花を添えた。
 体育館で、校舎内の様子を映した動画の上映の後、式典が始まった。同窓会長による開式の辞の後、舞台を飾っていた校旗が、小久保浩明校長から鈴木欽也教育長に渡された。
 小久保校長は、この式典開催に向けて尽力した同窓生や教職員、生徒に感謝の言葉を述べた。
 その後、40~70代の同窓生4人が、学校での思い出を発表した。部活動や教職員、給食などの記憶が語られ、会場から自身の思い出や体験を発表する人もいた。
 続いて2年生が泉中の歴史や地区の偉人、校舎の移り変わりを映像で紹介した。その後は教室に分かれ、5人の教員やOBが記念授業をした。同時に、卒業した3年生と1年生がそれぞれ「泉校区の未来」「ふるさと泉の魅力」についての研究成果を発表した。
 最後のクロージングイベントは再び体育館で。赤羽根中学校に4月から編入する在校生がギャラリーに勢ぞろいした。体育館を埋め尽くした同窓生らに向かって、感謝とこれからの誓いの言葉を述べた後、「ありがとう泉中」と書かれた大きな横断幕を垂らした。同窓生らは手にしたクラッカーを打ち鳴らし、大きな拍手で式を終えた。
 開始当初は雨模様だったが途中から春の陽光が差した。校内では、小さな子どもを連れた同窓生らが開放された各教室や理科室、図書室などを懐かしそうに巡った。また会議室では有志による美術展も開かれた。
 同校は今月末で閉鎖される。跡地利用は決まっていないため、当面は校舎は残る。
【山田一晶】
小久保校長㊧から校旗を受け取る鈴木教育長
小久保校長㊧から校旗を受け取る鈴木教育長
校歌斉唱
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