豊川三蔵小前の押しボタン信号移設実現

2021/11/13 00:00(公開)
運用開始した押しボタン信号を横断する三蔵子小の子どもたち
運用開始した押しボタン信号を横断する三蔵子小の子どもたち
 豊川署などは9日、豊川市立三蔵子小学校前の県道「千万町豊川線」に押しボタン式信号機を移設した。
 千葉県八街市で今年6月にトラックが下校中の児童を複数人はねた交通事故が起き、全国各地で通学路の安全点検が実施されている。三蔵子小では以前から校門前に押しボタン式信号が設置されていたが、児童の信号待ちスペースが理髪店の駐車場と接していた。店主の石井安春さんは、車の出入りで子どもが事故に遭うのでないかと心配し1年前、土地所有者で玉蔵寺住職の浅葉全孝さんと県議会議員の野中泰志氏に相談した。
 野中県議は信号機移設のため警察などの行政機関に働きかけ、浅葉住職は近くの空き地を信号待ちスペースとして無償で貸し出して移設が実現した。信号機は校門前から14㍍移動した。
 9日、移設場所の空き地で点灯式があった。野中県議や豊川署の近藤賢署長、井上正英校長、浅葉住職、石井さんらが出席した。
 野中県議と近藤署長のあいさつ後、移設先の信号を点灯させた。そして、児童会の子どもたちが手を上げて横断した。
 児童会長の柿原佑星さん(6年)は「これから安心して道を渡ることができる」と話した。
【林大二朗】
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