豊橋市自然史博物館で「寅」にちなんだ企画展

2022/01/11 00:00(公開)
虎の骨格標本などが見られる展示スペース=いずれも豊橋市自然史博物館で
虎の骨格標本などが見られる展示スペース=いずれも豊橋市自然史博物館で
 今年のえと「寅(とら)」にちなんだ生物などを紹介する企画展が、豊橋市自然史博物館で開かれている。脊椎動物の骨格標本だけでなく、「虎」と名の付く魚類や昆虫、鉱石など約140点を展示中だ。16日まで。
 動物の虎は頭骨と大腿(だいたい)骨の標本を展示。浜松市浜北区の根堅(ねがた)遺跡で見つかった1万8000年前の骨格レプリカを展示して日本でも生息していたことを伝えるほか、傍らにのんほいパークで飼育していた虎の骨を並べて骨格が変わらないことを確認できる。
 しま模様や黒い斑点が入った「トラ」の名が付く生物も紹介。カニの「トラフカラッパ」、貝類はタカラガイの仲間「ホシダカラ」、カタツムリの「トラフパプア」、チョウの「トラフアゲハ」「トラフタイマイ」を紹介する。またハチに擬態している「トラフカミキリ」は「コガタスズメバチ」と一緒に展示している。
 他にもトラの目を思わせる「虎眼石」、浜松市の張り子、漫画「タイガーマスク」、かるたを出品している。
 観覧無料だが、豊橋総合動植物公園入園料(大人600円、小中学生100円)が必要。
【安藤聡】
虎眼石
虎眼石
トラフカミキリとコガタスズメバチ(羽つき)の標本
トラフカミキリとコガタスズメバチ(羽つき)の標本
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