「宮沢賢治」描く映画、23日に豊橋で上映会

2022/02/19 00:00(公開)
映画「愁いの王―宮澤賢治―」のチラシ
映画「愁いの王―宮澤賢治―」のチラシ
 日本を代表する詩人、童話作家であり、教師や科学者、宗教家などの顔も持つ宮沢賢治の生涯を描いた映画「愁いの王―宮澤賢治―」の上映会が23日午後0時半から4時10分まで、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」アートスペースで開かれる。
 映画「愁いの王」の上映をすすめる自主オリオンの会主催、東愛知新聞社など後援。
 岩手県出身の吉田重満監督が6年の歳月をかけて完成させた3時間18分のモノクローム作品で、第一部「業の花びら」と第二部「装景者」を上映する。スタッフ、キャスト、ロケ地はほぼ岩手のみで、俳優は出演していない。全編オフスクリーンという、せりふを言う人物を写さない手法を用いている。
 単なる偉人伝ではなく、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と幸せを追求する賢治の真の姿に迫るべく、監督独自の世界観で描いた作品となっている。
 チケットは2000円で、プラットチケットセンターで取り扱い中。問い合わせは自主オリオンの会(菅ヶ谷さん、090・3483・8858)へ。
【田中博子】
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