8年ぶりの大相撲「豊橋場所」 横綱照ノ富士や大の里参加

2024/10/17 06:00(公開)
大歓声を受けた大の里の取組=豊橋市総合体育館で(提供)

 大相撲の地方巡業「豊橋場所」が16日、豊橋市総合体育館で開かれた。2016年以来8年ぶり。市内外から大勢の相撲ファンが訪れ、迫力ある取組を楽しんだ。

 

 横綱照ノ富士や、昨年9月の九州場所で2度目の優勝を果たした霧島ら約100人の力士が参加した。公開稽古では、所属する部屋を超えて、力強い取組を見せた。人気力士の宇良や秋場所で優勝して大関昇進を果たした大の里らが登場すると、割れんばかりの声援と拍手が起きた。大の里は関脇の阿炎と対戦し、寄り切りで敗れたが、会場からはこの日一番の歓声が沸き起こった。照ノ富士はけがのため取組はなかった。 

 合間には独特の節回しの「相撲甚句」や、相撲の禁じ手などをおもしろおかしく紹介する「しょっきり」が披露され、会場を盛り上げた。

 地方巡業らしく、力士とふれ合える握手会やサイン会、市立磯辺小学校の子どもたちとの取組もあった。豊橋中央高校出身で幕下の金沢の姿もあり、サインや写真撮影に応じた。ファンからは「大きい」という声が上がった。

 同市富本町の長谷川順一さん(84)は大の里の大ファン。サプライズで娘からチケットをプレゼントされ、妻と久しぶりに巡業を見に来た。「普段はテレビで観戦している。会場の雰囲気や力士がぶつかる音などがテレビと全然違う。本当に楽しかったし、一生の思い出になった。最近はいきの良い若手が多く、楽しみ」と笑顔をみせた。

 

ファンと写真撮影する金沢(同)
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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