新城・宇連ダム右岸 貴船神社の水神祭

2022/05/24 00:02(公開)
玉串を捧げる小久保理事長=新城市川合で
玉串を捧げる小久保理事長=新城市川合で
 宇連ダム右岸にある貴船神社の水神祭が23日、新城市川合であった。ダムは東三河5市と静岡県湖西市で利用される豊川用水の水がめ。用水の支線水路を管理する土地改良区役員らが出席し、水の事故がないよう安全を願った。
 ダム完成1年後の1959年5月22日、えん堤右岸に京都府の貴船神社の分身が守り神として安置された。水神祭はその翌日に第1回があり、毎年この時期に営んでいる。新型コロナウイルス禍で2020年と21年は規模を縮小していた。
 この日午前11時、現地に設けた祭壇に参列者が玉串を捧げるなどして下流域の受益地への水の恵みがあるよう祈った。豊川総合用水土地改良区の小久保三夫理事長は、20年に国と水資源機構を相手に豊川水系治水協定を結んだことを紹介、「地元の協力を得てできたダムと豊川用水が産業の発展につながっていることを下流域の人たちに知らせたい」と述べた。
 来賓の林全宏副知事は、春先から降水量が少ない状況で宇連ダムなど総貯水量が7割まで回復したことを報告し、「より効率的な運用を」と呼びかけた。
 また矢作川水系の明治用水取水施設の漏水問題について伊藤俊久宮司は「一刻も早い復旧を願います」と祝詞に加えた。
【安藤聡】
宇連ダム
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