豊橋でバスケ・高田さんがマルシェ

2022/06/26 00:00(公開)
「ナインホープス」で子どもたちと盛り上がる高田さん=ここにこで
「ナインホープス」で子どもたちと盛り上がる高田さん=ここにこで
コロナ禍で苦しむ生産者ら応援

 昨年の東京五輪女子バスケットボールの銀メダリストで豊橋市出身の高田真希さん(デンソー)が発案した「高田真希マルシェ」が25日、「こども未来館ここにこ」(松葉町3)であった。新型コロナウイルス禍の影響を受ける生産者や事業者を応援しようと、自ら企画して市や関係団体に連携を呼び掛けた。
 市内の農家や市場関係者らが産直品などを売るテントを出し、キッチンカーや屋台などの飲食ブースが並んだ。高田さんが営む「TRUE HOPE」も出店し、Tシャツなど関連グッズを求める親子でにぎわった。
 隣では自身が考案した9連型のバスケットリング「ナインホープス」を特設。ビンゴゲームの要領で、三つ並べてゴールした方が勝ち。勝った挑戦者は高田さんからグッズなどに記念のサインをしてもらった。
 市立吉田方小学校の小野心大さん(11)は「五輪でのシュート場面が印象に残っている。地元バスケクラブの友人にも自慢したい」と喜んだ。
 コロナ禍での飲食事業者を応援する「YouTube」チャンネルの企画で取り上げた飲食店も参加。ヤマサちくわ営業推進室の湯浅亮室長は「来店時に他社とのコラボ商品『プロテインちくわ』を試食し、関心も寄せてくれた。近くチームに差し入れもしたい」と感謝した。
 高田さんは「コロナ禍は事業者に大きな影響を与えた。もっと店や事業者を知ってもらい、豊橋を盛り上げたい」といきさつを語った。
【加藤広宣】
農産物の生産者も出店した「高田真希マルシェ」
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