田原市中央図書館で中高生ら映画製作

　中高生が映画を作りに挑戦する「誰もいない図書館の中で映画を撮ろう！」が25日、田原市中央図書館で始まった。26日も撮影と編集があり、作品を上映する。
　映像作家で愛知大学文学部メディア芸術専攻の上田謙太郎准教授の企画。７月１～３日に豊橋、田原の両市の図書館で開かれる古書販売「ブックバス」のイベントに関連している。シナリオ作り、出演、本格的な機材を使っての撮影、音声収録、編集も上田准教授の手ほどきを受けながら、中高生がオリジナル映画づくりにチャレンジする。愛大生がサポートする。子どもたちを対象に募集したところ、両市の中高生８人が参加した。
　この日は、図書館の和室に集合。愛大生とともに自己紹介した子どもたちは、２班に分かれてカメラの操作方法を教わった。
　その後、上田准教授が事前に撮影した図書館内の５カ所で学生が何か演技をしている写真を元に、その場所を探した。そのうえで、全員がカメラを持ち、残りがレンズの前で演技をしてその様子を収録した。
　午後からはシナリオ作りと本番の撮影が始まり、子どもたちは真剣な表情で取り組んだ。
　26日は早朝の無人の図書館でのロケと、編集作業がある。完成した映画はブックバスイベントで上映される。
【山田一晶】