農園と製麺所コラボ「冷凍生トマトパスタ」開発

2022/06/29 00:00(公開)
「冷凍生トマトパスタ」をPRする水鳥さん㊧と森下さん=水鳥製麺で
「冷凍生トマトパスタ」をPRする水鳥さん㊧と森下さん=水鳥製麺で
 田原市小中山町のミニトマト生産農家「陽菜ちゃん農園」と、豊橋市植田町の製麺所「水鳥製麺」がコラボし、「冷凍生トマトパスタ」を完成させた。1パック税込み550円(2個入り)。オンライン販売中。
 陽菜ちゃん農園代表の森下敏之さんは就農13年目。渥美半島でコクがあり後味がよい高品質のミニトマト「陽菜ちゃんトマト」などを作る。一方の水鳥製麺は創業63年。2代目社長の水鳥一さんが食感や品質、素材にこだわった麺を作る。
 冷凍生トマトパスタは、陽菜ちゃんトマトを水鳥製麺の技術でまるごと生地に練り込み、食感などをそのままに凍らせた。カルボナーラなどクリーム系ソースやサラダなどに合わせて使うと、麺に出ている野菜特有のフレッシュな甘さを楽しめる。
 水をほとんど使わず、ミニトマトの水分だけで麺を練るのは初めてという水鳥さんは「切れやすくならないよう麺帯に持っていくまでが一番苦労した。ミニトマトの色が麺に出た時は安心した」と語る。10㌔の麺に3㌔のミニトマトを使っており、1パックでは8個が入っていることになる。
 冷凍方法も特別で、零下30度のエタノールを使う「リキッド冷凍」を使う。汁を出さずに肉類を凍らせる方法として知られており、一般家庭の冷凍庫と比べて30倍以上の速度で凍るため、食感や味が壊れるのを防ぐ。
 森下さんは、水鳥さんを絶賛。「熟練の腕で作られた生麺ならではのもちもち感と、食べた時のトマトならではの風味を味わって」と話した。
 購入は「陽菜ちゃん農園」公式ホームページ=QRコード=から。
【岸侑輝】
解凍直後とは思えないほどさらさら
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