豊橋中央高校の松井蓮太朗選手(18)がプロ野球「読売ジャイアンツ」から育成ドラフト3位指名を受けた。小学生時代に在籍していた豊橋市の少年軟式野球チーム「向山ビクトリー」元監督の向井大助さん(52)が喜びの声を寄せた。
向井さんは「本当に良かった」と喜んだ。出会いは松井選手の小学4年頃。「とにかく元気。野球が大好きで練習や試合でいつも一番動いていた」と振り返る。中学、高校でバッテリーを組む髙橋大喜地選手が主戦。「彼の剛速球を捕れるのが蓮太朗しかいなかった」ことから、自然と捕手になったと笑う。
松井選手はもとは右打者。左打者に転向を勧めたのが向井さんだった。「右はパワーはあるがバットが外から出る癖があった。左の方が体の使い方がうまいし、バットが内から自然に出る。野球の前はテニスをやっていて当てるのがうまかったので、左の方が伸びると思った。最初は全然当たらなかったが、諦めずに夜まで練習して、気づいたら打てるようになっていた」と語る。
6年生で主将に就任。向井さんは「歴代で最高」と断言する。ノックでは泥だらけになって飛び込む姿を見た他の子たちも変わっていったという。
育成選手からのスタートになるが「いろいろなことを吸収する性格なので伸びていくと思う」とエールを送った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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