豊橋市二川宿本陣資料館で「こわい絵」展

2022/07/06 00:00(公開)
さまざまな種類の「こわい絵」が並ぶ=いずれも二川宿本陣資料館で
 豊橋市二川宿本陣資料館で「びはく移動展Ⅰ こわい絵IN HONJIN」が開かれている。夏休みにあわせて開く、「こわい」をテーマにした美術展。工事休館中の市美術博物館の収蔵品を活用し、近世から現代まで、いろいろな意味の「こわい」絵を紹介している。8月28日まで。
 会場を4コーナーに分け、両館の学芸専門員が作品を選抜した。鬼神にはじまり、怪談などエンタメ性のあるもの、インパクトのある絵画、意味を知ると怖い作品など多岐にわたる。
 「みんなのこわい」と題したコーナーでは、怨霊や鬼神面をはじめ、怪談にちなんだ浮世絵、龍を描いたびょうぶ、妖怪のすごろく、地元を題材にした怪談本などを紹介。「絵の中にいる何か」では、星野眞吾や八島正明のちょっと背筋が寒くなる絵画を並べた。
 「異形のものたち」には、中村正義をはじめ、大島哲以、田島征三らの幻想絵画を展示している。最終コーナーの「ほんとうにこわいもの」には、戦争や病苦、権力への「不安」「おそれ」など、切り口を変えた「こわい」絵を並べた。
 館内には、実際に遊べる「妖怪すごろく」を用意したほか、16日には「びはく講座 近代日本画に見るコワイ絵」、30日には「ナイト・ツアー」、8月6日には「びはく講座 百種怪談妖物双六のおばけたち」、13日には「怪談落語」、8月20、21日は体験講座「本陣のお化け屋敷」を開く(いずれも要申し込み)。
 資料館学芸専門員の増山真一郎さんは「夏休み中も開くので、暑さ厳しい中、涼を求めにぜひ来てください。お子さんでも楽しめる仕掛けがあるのでご家族でどうぞ」と呼びかける。一般400円、小中高生と豊橋市内の70歳以上100円。
【田中博子】
怪談にちなんだ浮世絵
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