最速で2万人突破 豊橋で開催中の「ポケモン化石博物館」

2022/08/06 00:00(公開)
混雑を避けながら来場者数を順調に増やした「ポケモン化石博物館」=豊橋市自然史博物館で4日
 豊橋市自然史博物館で開催中の特別企画展「ポケモン化石博物館」の観覧者数が、開幕から2週間で2万人を超えた。過去3カ所で開いた巡回展と比べ最速。幅広い「ポケモン人気」や豊橋会場独自の展示品に加え、週末などの夜間営業との連動も記録達成につながっているようだ。
 昨年7月の北海道三笠市立博物館をはじめ、国立科学博物館(ともに予約制)、島根県立三瓶自然館で開かれた。豊橋会場は11月6日までの99日間の予定だ。
 2万人突破は国立科博の25日がこれまでの記録で、豊橋会場は開幕14日目の7月31日で達成した。大幅な記録更新だ。延べ観覧者数も今月4日で2万4176人、1日平均で平日800~1000人、土日曜は2000人に上る。
 子どもから大人まで幅広く支持されるポケモン人気を背景に、展示数も過去最多(古生物170点、ポケモン24点)でアピールした。初の試みとして、古生物「アマルルガサウルス」の全身骨格標本と化石ポケモン「アマルルガ」の全身骨格想像模型を並べるなど話題作りにも取り組んだ。
 地の利も増員の追い風となった。駐車場でナンバーを確認した結果、北日本から北関東、西日本など広域から来場があったことが分かった。さらに、館がある豊橋総合動植物公園の「ナイトZOO」に連動した夜間観覧(予約制)もあり、6日間で2346人を動員した。
 他の3会場の開催期間は69~87日で、豊橋は99日間と最も長い。国立科博が87日間で動員した8万2808人の記録を上回る可能性もある。
 豊橋市自然史博物館では「分散来場もあって開幕から激しい混雑はなかった。盆休暇の混雑時は整理券での入場制限も想定し、万全なコロナ感染対策で多くの人に楽しんでほしい」としている。
【加藤広宣】
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