蒲郡市博物館で横綱・玉の海の没後50年企画展

2022/10/03 00:02(公開)
展示品を眺める玉鷲関=蒲郡市博物館で
 蒲郡市博物館で2日、地元出身の第51代横綱玉の海の「没後50年記念企画展」が始まった。8日まで。
 1944年生まれ。空襲で蒲郡に疎開して中学生まで過ごす。59年に「二所ノ関部屋」(現片男波部屋)に入門し初土俵、66年9月場所で大関、70年3月場所で横綱に昇進。71年に虫垂炎を発症しながらも9月場所に出場。10月に手術し、退院を目前に控え「右肺動脈幹血栓症」で27歳の若さで急逝した。
 去年、蒲郡中学校の同級生だった井澤武さんと市相撲協会副理事の荒島伸好さんら有志が集まり、市内の「天桂院」で没後50年の法要が営まれた。
 今回、井澤さんら同級生が玉の海の活躍を多くの市民に伝え、後世に語り継ごうと、没後50年の節目に合わせて展示を企画した。
 現役時代と中学生時代の様子が分かる写真や、葬儀で納棺の際に親交があった僧侶が切り取って母親に手渡した玉の海のまげ、しこ名入りの座布団や人物画など約100点を用意した。

9月場所で最年長優勝の玉鷲関も駆け付け

 井澤さんら同級生をはじめ、鈴木寿明市長などが出席した開会セレモニーがあり、今年の9月場所で最年長優勝を果たした片男波部屋の平幕、玉鷲関も駆け付けた。
 井澤さんは「これからも、玉の海の功績を語り継いでいきたい」と話した。博物館は入場無料。月曜休館。
【林大二朗】
玉の海のまげなどの貴重な資料も展示
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