豊橋で来秋「駒屋・三ツ田屋アートプロジェクト」

2022/11/11 00:00(公開)
乳鉢で岩絵の具作りに取り組む参加者=三ツ田屋で
プレイベント開く

 東三河を中心に東海地方で活動する作家、アーティスト約20人が参加する「駒屋・三ツ田屋アートプロジェクト2023」が豊橋市二川町の旧東海道二川宿にある商家駒屋と三ツ田屋で来年11月に計画されている。プレイベント「絵の具を作って、絵を描こう」が三ツ田屋であった。
 講師は日本画家の榊原伸予さん。参加者は色紙に下絵を描いてから、岩絵の具作りに取り掛かった。
 使うのは孔雀石とも呼ばれるマラカイト。砕いてニカワや水と混ぜると、きれいな青みがかった緑の緑青(ろくしょう)色が作れる。ハンマーと乳鉢を使う作業で、リズミカルな音が会場に響いた。
 岩絵の具は高松塚古墳(690~710年頃)の壁画にも使われている。榊原さんは「脈々とつながっている日本の文化に驚きや伝統を感じてもらえたら」と語った。
 プレイベントは本イベントに参加する作家らが本開催までの期間、定期的に開催する。プロジェクト実行委員会で洋画家の宮林さわ子さんは「多くの人が参加して、アートを通じていろいろなことを感じてほしい」と話した。
【岸侑輝】
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