田原の小笠原さん 「ドーハの歓喜」W杯観戦記

2022/11/26 00:02(公開)
ハリファ国際競技場のモニュメント前で(提供)
 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で23日、日本がドイツを2対1で下し、勝ち点3を挙げた。この歴史的な快挙をドーハのスタジアムで目の当たりにした田原市の小笠原有司さん(TAHARA FCコーチ)が、現地から興奮冷めやらぬ観戦記を送ってくれた。

 20日、早朝から田原を出発し成田空港へ。12時間のフライトでアラブ首長国連邦の首都アブダビに到着。家族でW杯観戦のため、サッカーだけでなく観光も目的ですので23日にカタールには日帰りで行ってきました。
 カタールの首都ドーハ市内はW杯一色になっており、各国サポーターであふれています。
 マスクをして外出している落ち着いた雰囲気のイスラム女性は見かけましたが、各国サポーターでマスクをしてる人を見ることはありませんでした。アブダビでも、ドバイでも同様です。
 当然ですが、ビニールやプラスチックのパーテーションもありませんし、手指消毒、検温もありません。新型コロナウイルスは完全に過去のものになっている様子です。

 製作期間約1カ月の自作した法被に身を包み、いざ試合会場へ。ドイツ戦の会場内は、日本人サポーターの方が多い印象でした。各国サポーターは日本とドイツを半々で応援しているような感じで試合開始となりました。日本の失点から前半終了までは、日本の大量失点になるのではないかという空気がスタジアムを包んでいました。
 後半に入り、日本はフォーメーションを変更しました。この布陣変更と前線から激しくプレッシャーをかけていく日本に対し、ドイツは対応できずにいます。流れが完全に日本になったところで同点ゴール。スタジアム内は地響きのような大歓声です。
 ここからドイツを応援していた各国サポーターも、日本を後押しするようになっていきます。日本代表応援団から発信される手拍子をスタジアム全体でやってるかのような雰囲気です。
 こんな光景はなかなか見ることがありません。数万人の海外サポーターが完全に日本を応援しているのです。日本代表選手たちが、この大声援に背中を押されるかのように躍動し、逆転ゴールが生まれました。選手と観客の一体感はものすごかったです。

 試合終了後、私たち家族は記念写真を一緒にとってほしいという列ができるほど人気者でした。この日、世界中が日本に熱い眼差しを送ったと思います。その熱狂の渦の中心にいました。
 日本には日本の考え方があるとは思いますが、こうして渦の中心にいて感じることは、世界と日本の感覚のズレ。アフターコロナの時代に確実になっていることを強烈に感じたカタールW杯の初戦でした。
 このままの勢いで勝ち進んでほしいです!
一緒に記念写真を求められる小笠原さん家族(同)
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