プロ野球のヤクルトからドラフト会議で2巡目で指名された豊川高校3年のモイセエフ・ニキータに対し、関係者が祝福した。
学校の先輩で、元ヤクルト投手のギャオス内藤さん(56)は「高校生であることはいったん忘れて、キャンプから大暴れして、開幕1軍の切符をつかみ取ってほしい」と熱いエールを送った。
ドラフト会議の中継は仕事で見られなかったが、LINEで知人から連絡が大量に来て知ったという。「ずっと選ばれるか不安だったが、指名されてまずは一安心」と話した。
内藤さんは1986年にドラフト3位指名を受けた。「ついに抜かしてきたか(笑)」と冗談ぽく語り、「僕の場合は全く高校時代は活躍してなかったし、選ばれてみんな驚いていた」と回想した。
明治神宮大会でスタンドからモイセエフを見て「長打力と打球スピードは天性のものを持っている」と感じたという。センバツでの本塁打に「勝負強いし、あそこでの一打が強烈なアピールになった」とプロの素質を評価した。
ヤクルトについては「ファミリー感があるし、山田哲人や村上宗隆ら打者のスターが生まれる環境なのも大きい」と話す。「ストイックに野球に打ち込んで、大谷翔平選手のように世界で通用する打者に育ってほしい」と期待した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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