5日まで豊橋の大塚さんが初の書展

2023/03/04 00:00(公開)
作品を紹介する尚子さん=ちろる庵で
 豊橋市三ノ輪町のカフェ&ギャラリエ「ちろる庵」で、「大塚佑介 指定難病310 書作品展」が開かれている。市内の大塚佑介さん(40)による初作品展。5日まで。
 名古屋市出身。生後6カ月で難病「コルネリア・デランゲ症候群」という染色体疾患と診断された。知的障害、睡眠障害、言語障害などがあるという。豊橋に転居し、現在は市内の生活介護事業所「奏楽」に通い、作業に打ち込む毎日だ。
 母尚子さんが市内の夏目空山さんから篆刻(てんこく)や書の指導を受けていた縁で、4年前から月2回、一緒に書を学び始めた。今回、「本人の自信につながれば」と夏目さんが展示を提案。これまでにしたためた中から26点をパネルで展示した。「生命」「げんき」「光る」「日本」など、濃墨で書いた力強い作品が並ぶ。
 「取り組む姿勢も良く、何より4年間も続けられたことが大事」と夏目さん。尚子さんは「見た人に温かみのある作品と言っていただき、本人も笑顔を見せていた。よい指導者に恵まれた。来年は豊川市で開かれる障害者のアート展で賞が取れるよう頑張りたい」と話していた。
【田中博子】
個展を開いた大塚さん(提供)
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