東三河の活動に文科相表彰

2023/03/28 00:00(公開)
田原市の移動図書館「いずみ号」を利用する野田小学校の児童(提供)
田原野田小と設楽朗読の会あうん

 子どもの読書活動を推進する団体などに対する文部科学相表彰の受賞者が決まった。県内では学校の部で田原市立野田小学校が、団体の部で「設楽朗読の会あうん」(設楽町)などが選ばれた。表彰式は4月23日、都内で開催される。
 野田小学校は、朝の読書タイムや地域のボランティアによる読み聞かせ活動に積極的に取り組んでいる。学校図書館と隣接するオープンスペースにも本棚を置き、児童が気軽に本と接する環境を作っている。学校司書と図書員会が協力し、読書週間での「図書館集会」や給食時の放送を活用した「本の紹介」、月1回来校する市の移動図書館「いずみ号」の積極的利用など、学校司書と市内図書館との連携を推進している点などが高く評価された。
 「設楽朗読の会あうん」は、学校や地域と連携し、22年以上にわたって読み聞かせやおはなし会を継続的に開催。新型コロナウイルス禍以前は、自主公演「お話アニマシオン」を開き、設楽町内の人に読書を広める活動を続けた。地元に伝わる民話を収集してCDを作り、ふるさとの民話を言葉で伝え残している。コロナ禍では、読み聞かせの場所を屋外に広げ、子どもだけでなく多くの保護者も参加するきっかけづくりをしたことなどが高く評価された。
(後藤康之)
屋外で読み聞かせをする「設楽朗読の会あうん」(同)
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