「八名丸里芋」使ったレシピ 新城の市民有志が試作

2023/05/01 00:00(公開)
回答を確認する山本さん。手前は試作品のギョーザ㊨と、商品化されたアイスクリーム=新城市中野で
 新城市の市民有志「グランドマルシェ実行委員会」は、地元特産の「八名丸里芋」を使って昨年開いたレシピコンテスト入賞作品を試作している。すでに商品化されたものもある。
 実行委員会代表で八名丸里芋生産農家の山本貴則さんが企画。昨秋、県立新城有教館高校生徒が応募した24点の中から上位5点(みたらしさといも団子、里芋と緑茶のもっちりどーなつ、ねばーる餃子、のびーる里芋チーズボール、八名丸アイスクリーム)の商品化を目指した。
 実行委は3月から試作を続けた。うちアイスクリームは同市作手田原の「大東牧場」が製品化して4月から400円で販売を始めた。バニラアイスに入れた軟らかな八名丸里芋の食感が好評という。
 他の4品は試作品を学校近くで開いた「ミニマルシェ」会場で出品し、来店客にアンケートした。「ドーナツは形に工夫が必要」「団子は食感が良い。つまみで味わえる」などの声が寄せられた。
 コンテストはレシピの書類選考のみだった。山本さんは「新型コロナウイルス禍で試食ができない状況だった」と残念がる。「市内外のイベントに出店し、『八名丸里芋の新城市』をPRできる品を出したい」と語る。
 今年度も新城有教館の生徒が参加するレシピコンテストを計画している。
【安藤聡】
試作した団子㊨とドーナツ
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