「ほの国東三河観光ビューロー」11日発足

2023/05/02 00:00(公開)
観光DMOを目指し、新法人設立に備える事務局=ほの国東三河観光ビューローで
 東三河の官民が一体となった「ほの国東三河観光ビューロー」が11日発足する。従来型の一方的なPR手法を改め、マーケティングなど科学的手法で観光地としての魅力を明確化したり、誘客増や地元消費拡大につなげたりしたい考え。観光庁の観光地域づくり法人(DMO)への早期登録を目指す。
 県東三河広域観光協議会を母体に東三河の観光団体や経済団体、行政などからなる。設立総会では会長に、豊橋観光コンベンション協会の佐藤元英会長が就く予定。
 観光地域づくりのためのマーケティング▽東三河の魅力を引き出すブランディング▽国内外への情報発信やプロモーション▽特産品情報の発信や販売―を事業化する。
 事務局によると、従来は一方的な観光PRや市町村単位でのプロモーションなど地域でとらえた戦略性に欠けていたという。新組織では市場ニーズを踏まえ、自然や食文化、歴史などの観光資源を効果的に発信したい考えだ。
 さらに市場動向などの情報収集や分析から戦略を作り、効果測定やPDCAサイクルなどの科学的な経営手法も取り入れる。観光分野のマーケティングに精通した専門職員を採用した。マーケティングディレクターの田中三文さんは東三河の観光資源発掘などの調査にも携わった。
 田中さんは「海や山の自然や都市のバランスがいい。さらにデータ収集を本格化し、観光事業者らに実態と市場動向を踏まえたレポートも提供したい」と話す。
【加藤広宣】
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