豊橋の書道家・浜野さんがアルゼンチンで個展

2023/05/09 00:00(公開)
作品と浜野さん=ブエノスアイレスの文化ハウスで(いずれも提供)
 豊橋市北山町の書道家浜野龍峰さん(62)の個展「書のある空間~無常」が、アルゼンチンのブエノスアイレスで始まった。日本と同国の友好125周年記念で、日本文化の一端を伝えている。28日まで。
 現地の日本大使館主催、ブエノスアイレス市文化庁が共催する。会場は大統領公邸近くにある「文化ハウス」だ。
 時の流れの無常を表現しようと、大化の改新以降の日本の元号を令和まで書いた縦11㍍、横7㍍の大作を展示した。ほかに鴨長明の「方丈記」、仏教の「般若心経」などが並び、さまざまな観点から無常を伝える。オープニングセレモニーでは、山内弘志大使らが出席。浜野さんが書のデモンストレーションを披露した。
 2000年以降、書の文化を世界に広げようと定期的に海外で活動しており、南米へは14年から訪問を続けている。アルゼンチンでの大規模な個展は3回目になる。
 浜野さんは「前回の個展から7年がたち、世の中のすべてが変わった。止まることがない限られた時を、どう生きるのか。ここブエノスアイレスの地で改めて思い、作品を展示しました」と話す。
【竹下貴信】
広い空間に並んだ作品
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