設楽で「ルネッサンストマト」出荷始まる

2023/05/24 00:00(公開)
トラックから運び出す生産農家=設楽町東納庫で
 先がとがったハート形をした「ルネッサンストマト」の出荷が、設楽町名倉地区で始まった。今年も甘味と酸味のバランス良い出来栄えという。25日から店頭に並ぶ。
 受粉作業をしなくても実がなる品種として県農業総合試験場が開発。名倉地区では2002年に本格的に栽培を始めた。現在は4戸が計0・9㌶のハウスで生産している。
 JA愛知東によると、標高500㍍を超えた地区の春から夏にかけての寒暖差が甘味と酸味を生みだしている。複数の農家で生産して産地となっているのは国内でも少ないという。今年は22日に初出荷した。
 東納庫の荷受け場に、生産者4人が訪れ、糖度や実の色付き具合をチェックし、出来栄えを確かめた。後藤敬さん(73)は「薄い皮で果肉がたっぷり。店頭に並ぶのを待ちわびる人もいる」と説明する。皮が柔らかく傷がつかないようにするため、各農家で選果し、手作業でケースに並べているという。
 名古屋市から移住して3年目の小西勇基さん(42)は「栽培と生活リズムをつかめた。順調に育てられた」と話した。
 出荷は6月上旬から8月上旬にピークを迎え、12月中旬まで続く。同農協の直売所をはじめ中部地域のイオングループ店で販売する。
【安藤聡】
ハート形をしたルネッサンストマトの断面
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